守るべき伝統は厳選したい。2
昨日の提灯出しに続き、今日もお盆の伝統行事。
近所の初盆のお宅に、お供えを配りまくりました。
この辺りでは、お盆間近になると、
今回初盆を迎えるお宅に、お供え(現金)を持って行きます。
自分の家が初盆の際、何円いただいたか記録しておいて、
相手の家が初盆の際、その同額をお返しするのであります。
なので、初盆のお宅はこの時期、いつ何時人が来るか分からないので、
朝から晩まで誰か1人は自宅待機。
金額に合わせて、お返しの品(海苔とか素麺とか洗剤とか)を渡さねばならず、
それなりに作業を理解してる人が留守番せねばならず、
忙しい日々なのであります。
過疎化に襲われてる辺境の地なので、
間違いなく、この10年で廃れる慣習だとは思ってるんですけどね。
そろそろソウイウ「家仕事(お付き合い)」も覚えなさい、ということなのか、
今年はこの仕事を私がすることになりました。
お金は不祝儀袋スタンバイ済みで、母が準備してくれました。
ゼンリンの地図付で(笑)
私の受け持ちは12軒。
細い路地が多いこの地域では、自転車で回る方が早いのですが、
ダンナさんに運転手をお願いして、車で回ります。
なぜか?
お返しの品が自転車に積みきれないんですよ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
まずロスのないルートを設定し、ダンナさんをナビります。
ご近所づきあいはもちろん、地区の寄り合いも、運動会も、
まったく参加しない私ですので、
訪問しても皆さん揃って「あなた誰?」な反応。
〇〇のkyonmoです、と名乗ると、
「ああ、Tさんのお孫さんかね」
「あ~、Kちゃんの娘さんね」
と分かってもらえるので、
うちの祖父母や母のご近所付き合いレベルが良く分かります。
私の同級生のお宅なんかだと、
「まあ~、kyonmoちゃん、大きくなって」
などと言われたりします。
大きくなるを通り越して、すでにおばさんの域ですよ(^^ゞ
たいていの方が、「こちらに帰ってきたの?」と聞かれますが、
すいません。
ずっといました(笑)
皆、考えることは同じで、
涼しいうちにたくさん家を回ってしまおう作戦らしく、
入れ替わり、立ち替わり。
中にはプチ行列ができてるお宅も。
なので長話をすることもなく、
お返しの品をもらったら車に帰り、
ダンナさんに次の家の不祝儀袋をもらい、ふくさに入れ、
次の家へ行く。
移動も含め、1時間半で12軒、完了しました。
留守がなかったのが良かった~。
抱えきれない量のお返しを実家に持ち変えると、
「好きな物を持って帰っていいよ」と母。
台所用洗剤、衣料用洗剤、油、味付け海苔、素麵などなど。
遠慮なく持って帰りました☆
不謹慎だけど、大収穫(*^^)v
でも私に代替わりする頃には、この風習は消えてほしいなー。
by kyonmo | 2012-08-09 23:59 | シゴト | Comments(0)