部落差別と結婚について

先日、母から、
「親友の息子さんが結婚が決まりそう」
という知らせが来ました。

この親友の息子さん:K氏は、私の兄の同級生で、
かつ私の大学の先輩であります。

小学校時代から兄とK氏はとても仲がよく、頻繁に我が家にも来ていましたが、
兄と同じか、それ以上に私にも優しくしてくれて、
特に私が大学に入って右も左も分からない頃は、よく食事にも連れて行ってもらい、
講義の取り方なども親身に教えてくれた、有難い有難い先輩なのです。

K氏の弟T氏は私と同級なのですが、かなり前に結婚し、子どももでき、
実家を継いでいると聞いたことがあります。

はっきりいってK氏の方が誠実で真面目で素敵な人なのに、
なんで結婚しないのかなぁ、我が兄と一緒で仕事が恋人なのかなぁと、
よく母と話しておりました。

実は真相はそんなお気楽なことではなく。

K氏は長年付き合っている女性がおり、早い段階から結婚も考えていたらしいのですが、
自分が被差別部落出身だと彼女に打ち明けていて、
彼女のご両親から大反対を食らっていたらしいのです。

ちなみにK氏の弟Tくんは、自分が被差別部落の出身だと妻に話してないらしい。
どうも、奥さんは両親がもう亡くなっていて、親戚づきあいもそんなにないから、
あとで発覚しても、そうトラブルにならないだろうという考えだとか。

でもK氏はしっかり理解してもらった上で結婚したいと思っていて、
彼女さんと一緒に、説得を続けていたようです。

そんな時、彼女さんのお父様が脳梗塞で倒れ、長くないかもしれないという状況になり、
旅立つ前に娘の花嫁姿を見ておきたいと言うことなのか、
結婚のお許しが出たそうで。

私はそれを聞いて、
今どき、まだ部落出身だからと言って結婚を反対するやからがいるのかと呆れたのですが、
母も同じく、
古い慣習に捉われている馬鹿な大人がいつまで若者を迫害するのかと、
嘆いておりました。

しかしまあ、自分が死にそうになってようやく許可を出すとは、
なんと我がままなオヤジでしょうかね。

その彼女さん、40歳らしいんですよ。
K氏は34歳。
むしろ、子ども作るのに年齢が…とか、逆に反対されてもおかしくないじゃないすか。
しかもかなりアトピーがひどく、お化粧が出来ないそうで、
自分の娘にも結婚に不利になりえる条件がいくつかあるにも関わらず、
そんなの気にしない、娘さんを愛してる、幸せにするといっている好青年を、
たかが生まれた場所がどうこうで拒否るとは…愚か過ぎる(-"-)

いやまあ、病気や年齢で結婚に不利とか言うのも、
部落差別と同じくらいおろかですけどもね?

という話をダンナさんにしましたら。

もし私が被差別部落出身だったら、自分の両親は絶対許可しなかっただろうとのこと。
ちっ。
身近にも差別者がいたか。ガッカリだ。

うちの中学校区には被差別部落が3~4つあった関係で、人権学習に力を入れていたので、
部落出身だから一緒に遊ばないとか、そういう子供同士の差別は見たことなかったので、
部落問題は私達が大人になればなくなると、勝手に思い込んでいたのでした。

ところが、数年前、
中学校時代の友人が突然電話をかけてきて、
「kyonmoちゃんちの実家の近くの〇〇というところに土地を買って家を建てたいんだけど、
あそこは被差別部落じゃないよね?」
と言われて、なるほど、大人になってからの方が差別が身近になるのだと、
思い知ったのでした。

実際、亡くなった我が父も、
母と結婚する前、部落出身の女性と結婚寸前までいっていたのに、
家族の大反対にあい、泣く泣く諦めたらしいので。

この先、兄が結婚したいといって連れてきた人が、
部落出身の人であろうが、中国・韓国の人であろうが、言葉が通じないギャルであろうが、
子連れのバツイチさんであろうが、はたまた男の人であろうが、
温かく迎えたいと思う今日この頃です。

あ、でもお金に汚いガメツイ女だったら、断固反対。
私の幸せな老後のためにね。
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by kyonmo | 2012-11-15 23:59 | シゴト | Trackback | Comments(0)

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