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『トランセンデンス』

先日、懸賞で当たったチケットを使って、
「トランセンデンス」を観てきました。
吹き替え版を。

字幕は文字読んでる間に、微妙な演技を見逃す恐れがあるので、
できるだけ洋画は吹き替えで観ることにしています。

洋画をあまり見ないため、
実はジョニー=デップさんの映画を観たことがありません。
『トランセンデンス』_a0105396_10372.jpg

記念すべき、初ジョニーさん☆



さてこの映画。

すっごく頭の良い科学者夫婦がいて、
人工知能が自我(感情?)を持ったら最高だよね!という研究をしていて。

人工知能が自我を持ったら、人間は終わりだ!という考えを持ったテロ集団によって、
夫(ジョニー・デップ)が撃たれて瀕死状態になり、
夫の死を受け入れられない妻が、
夫の頭脳を、自分たちが研究してた最先端?のコンピューターにインストールして、
夫を生きさせようとする話です。


で、奇跡的にそれに成功して。
さらにネットにつないだら、一気にいろんなことができるようになって。
株価を操作して大金を稼ぎ、
ド田舎のさびれた町を買い取って、すんごい研修施設作って、
医療やバイオや、その他いろんなことを夫(の姿をしたコンピューター)が、
着々と進化させていくもんだから、

「これは夫なの?それとも夫のふりをして世界征服をしようとするコンピューターなの?」
と妻が迷い始める。

で、テロリストや国は、後者だと思いこんでるもんだから、
ドンパチドンパチ、武力攻撃で、施設を破壊しようとする。


コンピューター(ジョニーさん)は、
発明したナノテクノロジーを使って、
瀕死の人を助けたり、生まれつきの障害や老化による足の不自由な人を、
元気ピンピンに治しちゃったり、
木々が超スピードで成長するようにして森林を復活させたり、
汚染された川や海をキレイにしたりしてるだけなのに、
だって、それは愛する妻が望んでいたことだから、やっただけなのに、


世界征服される!
洗脳して軍隊を作ってる!
ミサイル撃たれる!
情報操作される!
と、勝手に被害妄想に陥ってる人間どもは、
相手は人間なのに(操られてるけど)ガンガン殺しまくって、
コンピューター側を抹殺しようとする。


矛盾だね~。

ま、私も途中までは、
ターミネーターっぽい、コンピューター対人間の戦争映画だと勝手に思ってたし(^^ゞ


結局、健全?な思想を持った素敵なコンピューターを、
愚かな人間は世界中を停電させることで、破壊し、
世界中を大混乱に陥れたのでした。

その停電で、いったい何人の人間が死んだんだろう…。
どんな規模で犯罪が起きたんだろう…。


その辺は全然描かれていませんでした。



愚かな人間は滅びて、善良なコンピューターが生きた方が、
地球は平和になりますね。

そういえば先日、BODY OF PROOFという海外ドラマで、
「人間が増え過ぎた!地球のために、減らすべきだ!」と叫ぶテロリストが、
エボラウイルスに手を加えて自分に感染させ、
街中に血液を付けて回って、感染者を爆発的に増やす作戦をやってたなー。

ノアの方舟の映画もやってたし。

どうも、人類は人類を、抹殺したい衝動にかられているようですね。最近。

by kyonmo | 2014-07-02 23:59 | お芝居 | Comments(0)