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『思い出のマーニー』

試写会がハズれてしまったので、自腹で観に行きました。
「思い出のマーニー」
ジブリの最新作です。

『思い出のマーニー』_a0105396_1615772.jpg


公開翌日、しかも日曜日だけあって、
けっこう人が入ってました。

今回のジブリは、駿さんや高畑さんが関わっていないそうです。
監督は、
「借りぐらしのアリエッティ」の米林さん。

アリエッティ…実はあんまり好きじゃない(爆)

kyonmoは、駿さん大好き派なので、
今後はジブリ離れしなきゃいけないのかなー、と思う今日この頃。


さて、この「思い出のマーニー」。

私は原作を読んでいないのですが、
原作の舞台はイギリスだそうですね。

映画の舞台は、北海道(釧路?)でした。
駿さんでも米林さんでも、
ジブリの描く大自然は雄大で感動的☆


タイトルは「思い出のマーニー」ですが、
主人公は「杏奈」という中学生の女の子。

冒頭から「世界には目に見えない輪があって、自分はその外側の人間だ」的な発言をするので、
中二病の話?と思ってしまいましたが、実はそうではなく。

実は幼児期に両親を事故で亡くし、親類縁者からは引き取り拒否をされ、
養子として引き取られるも、養父は出張がちで家におらず、
極度に心配性な養母との2人暮らし。

さらに重度の喘息の持病があり。

さらにさらに、養父母が自分を引き取ることによって、
自治体から給付金を得ていることを知ってしまい、
自分がマイナスの意味で「特別な子」であることを恨み、
また不自由ない生活をさせてくれている養父母にそんな感情を抱いている自分を嫌悪し、
「普通であること」
を望む少女なのであります。

せ、切ない(T_T)

そして、喘息治療のため預けられた養母の親戚宅のある、
自然豊かな湿地帯で、
杏奈が出会う同世代の金髪の少女:マーニーも深い悩みを抱えています。

そんな2人が出会い、友情を深め、喧嘩をし、笑って泣いて、心を開いていく。
マーニーのおかげで、杏奈は自分が恵まれていたのだと気付く。

マーニーは杏奈にしか見えない。
マーニーはいったい何者なのか?

そんな謎とき要素もあるお話でした。

お祭りでポッチャリの女の子が「杏奈の眼の色」について指摘しちゃうので、
マーニーと杏奈の関係は、早い段階で予想がついちゃうんですけどね(笑)


個人的にはとっても素敵な映画だったと思います。

ただ!

公開直後の日曜に見たせいで、子連れのお客さんも多く、
五歳以下の子どもが開始30分後くらいから走り回りだし、
運悪く、それを速攻で連れ出してくれない保護者だったせいで、
非常に不快な思いをしながらの鑑賞になりました。

まあ、5歳以下(っていうか、小学生低学年くらいまで無理か?)の子に、
この繊細な心の動きがテーマの映画をじっくり見ろって言う方が無謀だわ。



お母さんたち、ポケモンを見せてあげてください<(_ _)>

by kyonmo | 2014-07-20 23:59 | お芝居 | Comments(0)