父との別れ8
16日のこと。
暑い中、顔色が変わりながらも安らかに眠ってくれていた父を、
ついに送る日がやってきました。
「おくりびと」さんたちが追加で来てくださって、再度メイクをしてくれました。
10時から出棺、と聞いていたので、
それに間に合うように、ダンナさんにエルをショップに預けに行ってもらう。
このショップ、3時間1800円で預かってくれるのですが、
10時開店なので、10時より早く預けると「時間外受付」ってことで1800円追加される。
ダンナさんが到着したのは9:45だったそうで、これくらいなら大目に見てくれるかな?と思いきや、
例え15分でも時間外は時間外だから、1800円いただきます、とのこと。
トリミングの時は、10時予約で10分前に入っても何にも言われないのに(T_T)
ダンナさんの喪服見て、事情は分かるだろうになあ…。
私は出棺前に読経があると思っていたので、ダンナさんが間に合うと思ってましたが、
10時出棺に合わせて、9:40からお坊さんの読経が始まる!
コレには集まってくれた親戚筋もビックリ\(◎o◎)/!
「ええっ?○○は10時にくるんだけど?」と言いつつ、叔父さん叔母さんsがパニックに。
無視して拝むお坊さん。
実はこの日、葬儀を2軒受け持っていて、スケジュールがかつかつだったのです。
それでも10時頃から棺にお花や遺品を入れたりするのが始まって、
ようやく厳かな空気に包まれる我が家。
生前は観葉植物だけが好きで、花にはちっとも興味がなかった父が、
花で埋まると言うのも、何とも皮肉なものですねえ。
棺には父の好きなタバコと愛用の卓球ラケット。
卓球仲間が1球1球に寄せ書きしてくれた、卓球のボール。
愛用のボーリングウェア。
ダイオキシンの関係で入れちゃダメというので(元から無理だとは思ってましたが)、
ボーリングのボールと、カメラの「写真」を入れる。
数年前に生涯1度だけ出したというパーフェクトゲームの時のスコア表を入れてあげたかったけど、
どこにしまってあるのか、ついに発掘できませんでした。
最後に触って良いとお坊様が言ってくれたので、
20年ぶりくらいに父の頬に触れましたが(あ、納棺の時のお清めでも触れたけど)、
ドライアイスのせいもあり、氷のように冷たく、涙が溢れて何も声をかけられませんでした。
霊柩車を囲むようにして、お手伝い係以外のご近所さんが人だかりを築いていて、
父の人柄がよく分かりました。
そして、ついに斎場に向かうのであります。
つづく。
by kyonmo | 2009-07-24 17:20 | シゴト | Comments(2)
分からないんだけど なんだか高いような感じが・・・(〇o〇;)
しかし・・・状況判断で15分くらい配慮してくれたらいいのにね!
そうそう~棺になんでもいれてあげて下さいって言うのに アレは
ダメコレもダメと言われるのよね^^;
でも パーフェクトゲームですか!さすがお父様 すごいですね^^
それは見つけたら きょんさんが形見分けさせてもらいましょ^^
お父様のお人柄・・想像できます 素敵な方だったんでしょうね^^
でもこのショップはエルを買ったお店なので、雑には扱わないだろうと、
ダンナがココに預けると言ってきかないんですよ(T_T)
でも今回のことで、考えを改めるみたいですがねー。
棺に何を入れるかってのは、かなり悩みましたね!
父は幅広い趣味の持ち主だったので、候補は限りなくなったのですが、
ほぼ「却下」され…(-"-)
昔はメガネとか平気で入れてましたのにねぇ。今は危険なんだそうです。
私達が死んでも、あれだけの人は集まらないだろうねとダンナと話してたんですよ。
ホントにたくさんの人が見送ってくださって、ありがたいことです。