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宇宙兄弟

映画「宇宙兄弟」を観てきました☆

小栗旬嫌いの私が、なぜこの映画を見に行ったか?
それはね?
パグが出るから!!

結論から言えば、パグブームを巻き起こすほどパグシーンはありませんでした。
うーん、私は原作を読んでなくて4月からのアニメを見ただけだけど、
それでもAPOはスゴイ魅力を放ちまくってるんだけどなあ…。

ま、現在連載中の漫画を映画化しようと思ったら、
どうしてもダイジェストになっちゃうよね。
パグエピソードに時間使えないよね(T_T)

ちなみに、この漫画は、細やかな人物描写と、「兄弟」と「夢」をシンクロさせた、
ロマンに満ちたストーリー。
小学館漫画賞も受賞し、同時アニメ・映画化するほどの大人気作品です。


青年誌掲載の作品ですが、ジャンプに載っててもいいくらいの青春っぷりじゃないですか?
実際映画館にも子ども連れのお客さんが多かったです。

ちょうど私の後ろに小学生くらいの子がいて(おい!学校は!?)、
難しい単語が出るたびに、「お母さん、〇〇ってなに?」と聞き、
その都度、お母さんが小さい声で丁寧に説明するので、
気が散ってイライラしましたが、まあ、その辺がジャンプに載らない理由ですかね。

感想はというと、いやー、想像以上に素敵な映画でした。
小栗旬、いいじゃん❤
原作通り天然パーマ(っていうか、すでにアフロ?)に不精ひげ、似合ってました。
イイ男がイケメンの役をしても腹が立つだけだけど、
イイ男がヘタレ役をするってのは(ヘタレだけど時にカッコイイ役だけど)、
いや~、見ごたえがあるってもんです。

あ、岡田くんも良かったですよ(←すでに付け足し)
英語はもう少し特訓した方が良かったかな(笑)

APO役の子…可愛かったけど、外見だけならうちのエルの方が可愛い。
もちろん演技はできませんけどねー(-"-)



兄・ムッタ(小栗旬)と弟・ヒビト(岡田将生)は、幼い日頃UFOを目撃し、
宇宙飛行士になることを誓い合った。

時を経て、ヒビトは宇宙飛行士として月面に行くことを決めるが、
ムッタは長年勤めた車の会社で仕事が上手くいかず、
おまけに弟のことを悪く言う上司に頭突きをくらわし、会社をクビになってしまう。

再就職もうまく行かず、意気消沈していたムッタの元に、
JAXAからの「書類審査通過」の通知が届く。
ムッタの失業を知ったヒビトが、こっそり応募していたのだ。

さまざまな体力テスト、知力テストが行われるが、
最後の面接で「最近自分について発見したことは何か?」という質問に、
「シャンプーが人より泡立ちます」というマヌケ回答をし、
絶対不合格だと落ち込むムッタ。
(ここで本当にシャワーシーンがあったのには驚いた!)

ヒビトはNASAのシステムを使い、ムッタをアメリカに呼び寄せる。
宇宙飛行士として様々な訓練に臨む弟を見て、ウジウジするムッタ。
ムッタは日頃から、自分がドーハの悲劇の日に生まれ、
ヒビトが野茂英雄が初のノーヒットノーランを記録した日に生まれている、ということで、
「生まれてきた時から優劣がついている」と運の悪さを認めていたりする。
(でも誰よりも弟のことを応援し、守ろうとしている)

TV出演もし、大人気の弟を見て、腐るムッタ。
しかしソファーの下に隠してあったヒビトの遺書を発見。
ヒビトがいかに自分とともに宇宙に行きたいと思っているか知り、複雑な思いに。

いよいよ、ヒビトが月に出発する日。
父と母もアメリカに駆けつけヒビトを見送るが、肝心な時にアポ(ヒビトの飼い犬:パグ)が脱走。
ようやくアポを捕まえたムッタは、その広場にある小屋の屋上にいた男に、
一緒に打ち上げを見ようと誘われる。

「かつて月に降りた男だ」と名乗るその老人、実はバズ・オルドリン(本人役で出演!)
アームストロングの次に月面に降りた人ですよ、皆さん!
「2番目の男」ってところが、弟に先を越されたムッタにあっていて象徴的ですね。

ロケットが飛ぶために必要な動力は「人の魂だ」と語る老人。
宇宙を夢見て、たゆまぬ努力を続けてきた宇宙飛行士の想い、
その家族や知人の願い、
打ち上げにロマンを感じ注目している世界中の人々の期待、
それらが動力になって、ロケットを飛ばすのだ、と。
弟が先に宇宙飛行士として月へ行くことに、複雑な気持ちでいたムッタは、
打ち上げられたロケットに向かって、心の底から「いっけー!!」と叫ぶのだった。

ヒビトが月面に降り立ったその日、ムッタにも最終試験への通知が届く。
最終試験とは。
閉鎖空間で他の候補者とともに10日間生活するというものだった。

過酷な作業に苦しみつつも、無事7日間が経過。
TVモニターでの面接で、他の候補者の長所を細かに語るムッタに、
試験官(堤真一)からグリーンカードが届く。
そのカードには「自分のチームの作品を修復不可能なレベルに破壊すること」、
「破壊したのが自分で、そう指示されたことは誰にも知られないこと」と書かれていた。

困惑しつつも命令通り、自分たちの制作を破壊するムッタ。
翌日、メンバーは大騒ぎ、犯人は誰だと仲間割れ。
するとさらに次の日、もう1つのチームの制作も破壊されていて、人間関係は最悪に。

そんな中、月面で作業中のヒビトが巨大クレーターに転落するというトラブルが発生。
無線も壊れ、体温調節機能も壊れ、相方は意識不明。
それでも何とか相方を背負い、クレーターから脱出を試みるヒビトだったが、
太陽の光が途絶え、強烈な寒さに力つき、倒れこんでしまう。

事故のことを知らされたムッタは、自分には何もできることがないからと、
試験を最後まで続けることを決断する。
試験最終日、ギスギスしたままの仲間たちに向かって、
ムッタは自分が犯人だと名乗りでようとするが、真壁ケンジ(井上芳雄)に止められ、
(たぶん彼がもう1つの制作を壊した犯人)
代わりに「宇宙の話をしよう!」と、自分が宇宙飛行士になりたいと思ったきっかけを語る。
つられて自分たちの話もするメンバー。
ギスギスした空気はあっという間に消えて行った。

閉鎖空間から出て、最終面接。

最後の面接において、2人の面接官はムッタに、
「君は宇宙飛行士として死ぬ覚悟がありますか」と質問をする。
ムッタは一度は「はい」と言い、すぐに「嘘をつきました」と謝り、
「最後まで望みを捨てず、ぎりぎりまで生きる手段を探したい」と告げる。
最後に何か言い残したことは?と聞かれ、
ムッタは「なさけない兄ですが、最後までやりとげることが、私の意思で、
弟との約束を果たしたい」と付け加える。

面接官の2人は、それを聞いて「約束の内容を知っている」と言い、微笑みます。
5年前に面接をしたヒビトが、この2人に「約束」を話していたのだ。

面接後、ムッタはたまらず走り出し、月に向かって「死ぬなー!」と叫びます。

月面では今にも力尽きそうなヒビトが、小さい頃の記憶を思い出していた。
同級生に「UFOを見たのはウソだって言え」といじめられ、観察をやめてしまった兄が、
ヒビトに「俺とお前の中にあればいい」と言い、自らの胸を叩き、
それをヒビトにもさせた、という思い出。

兄の意志を思い出したヒビト。
ちょうどその時光がさし、ヒビトの目の前に「青い地球」が現れる。
その美しさに圧倒され、ヒビトは「胸に手を当てる」という兄弟の「誓い」を行う。

そこからラストは一気にダイジェスト!
冒頭の宇宙に関する歴史年表に続く形で、2人のそれからが流れます。

最終試験に受かったのは、ムッタと伊藤せりか(麻生久美子)、真壁ケンジ。

そして世界初の「兄弟で宇宙へ」という夢を果たすムッタとヒビト。

最後は、月面に「日本の旗」を立て、幼い頃に見たUFOとも再会した。

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個人的には、ヒビトがどのように助かったかが描かれてなかったのが、
非常に気になります。
ま、それはアニメで見ますかね~。

実はこのトラブルでヒビトが死んじゃって、その遺志を継いでムッタが宇宙へ、
という展開かと勝手に思っていたので、
ハッピーエンドで良かった良かった(笑)

by kyonmo | 2012-05-14 23:59 | お芝居 | Comments(0)