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『駆込み女と駆出し男』

4月は結構映画観てるなー。

今日は「駆込み女と駆出し男」を観てきました。
試写会です。

原作は、井上ひさしが11年をかけて紡いだ時代小説「東慶寺花だより」。

現代の2倍の離婚率だったという江戸時代にあった、幕府公認の駆込み寺・東慶寺。
幕府公認の縁切寺(尼寺)の東慶寺には、
離縁を求めて女たちが駈け込んでくる。

“駆込み”には作法がある。
東慶寺門前で意思表示をした後に、まずはその御用宿で聞き取り調査が行われる。
駆け込む前に捕まったら、アウト(T_T)

医者見習い兼戯作初心者の信次郎(大泉洋)は、
叔母が営む、御用宿・柏屋に居候することになる。

駆け込んでくる女たちの「別れの事情」は様々で、
嫌いで別れることもあれば、好きだからこそ別れることもある。
柏屋の主人・源兵衛(樹木希林)と共に、信次郎は、
奇抜なアイデアと戦術で、女たちの人生の新たな出発を手助けしていく。

駆け込み女として登場するヒロインは2人。

才能のある妻に仕事を任せ、自分は放蕩三昧な亭主に愛想をつかし、
東慶寺に駆け込んだ、鉄ねり職人:じょご(戸田恵梨香)

惚れた男の元から突然離れ東慶寺に駆け込んだ、
唐物問屋主人の妾・お吟(満島ひかり)

東慶寺で無事2年修行し終えれば、夫が何と言おうと、離婚成立。
はたして、無事修行できるのか?

という映画です。


当然、2年の間に邪魔が入ります。
東慶寺自体を取り潰そうと、スパイを送る役人がいたり、
妊娠騒動が起きたり、
力ずくで妻を取り戻そうと殴り込む暴力夫がいたり。
女同士のイジメがあったり。

それをクリアしていく過程を楽しむ映画です。

セリフ回しが非常に個性的で、(落語?狂言?)
子どもには絶対理解不能な感じですが、
多少聞き取れなくても、大人には問題ないです。

配役はハズレがなく、変なジャニーズとかアイドルもいないので、
安心して見れます。

特に主役3人(大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり)は鉄板です。

by kyonmo | 2015-04-21 23:59 | お芝居 | Comments(0)