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美しき世界。

火曜日に、母と「崖の上のポニョ」を観てきました。

11時からのを観に行ったのですが、映画館についたら、すごい列!!
立ち見してまで観たくない…と母が言うので、
私も足痛いしなー(火曜はまだ爪はあったけど)、でもまた街に出るのもいつになることやらと、
とりあえず列に並びます。

でも、結果的には映画館半分くらいしか埋まってませんでした(笑)
夏休みとはいえ、平日だしね♪

でも公開直後で1日ビッシリ上映されてて、10分で客の入れ替えしてるせいか、
全然掃除が出来てなくて、床にはポップコーンが散乱してるし、
椅子にはジュースこぼれてるし、たいそう不快でした。

開始直後から、「お菓子お菓子!」と叫ぶ子どもや、
「家で見たーい」とか泣きだす子供もいて、
「黙って見れないやつ、全員出てけ!!」と怒鳴りたくなりました。
…おこちゃまも観れる映画って、これだから嫌なのよ。



うーん。
うーん、うーん。

賛否両論とは聞いていましたが、すいません、私の好みには会いませんでした(-"-)
母も映画館を出るとき、無言だったということは、
たぶん私と同意見だと思います。

私は「ナウシカ」や「トトロ」や「ラピュタ」や「もののけ姫」や「千と千尋」は大好きです。
やっぱり主役が「5歳児」ってのがダメだったのかなぁ、私には。
あ、ポニョの人間バージョンは、外見も性格もメイでしたね(笑)

最後の、宗介の課された「試練」が、「試練」じゃない気がして。
むしろ、海から来た得体の知れない子をいきなり養育することになるリサの方が、
試練なのでは?
だってグランマンマーレが聞いた、
「ポニョが魚でも半魚人でも人間でも好きでいてくれるか」って質問。
「うん」って答えてるけど、あんま趣旨を分かってない感じだったし。
っていうか、5才児には分かるはずもなく。
5才児同士の「人魚姫」って、無理あるなあ…。

ポニョが何もかもを捨てて宗介のもとに突っ走ったのも。
ある意味、女性的と言えばそうだけど。
単にチラッとみた外の世界が楽しかったのと、フジモトの束縛監視が嫌だったのと、
「ハム」が食べたいからでしょ?
最初に見た人間が宗介だっただけで、宗介じゃなくてはならない理由がないし…。
自分が無理に脱出することで、世界の終りが来て、宗介もみんなも死んじゃうんだって、
ポニョがもし知ってたら、行動は変わっていたかも。

「試練」っていうくらいだから、あのトンネルに様々な仕掛けがしてあって、
それらからポニョを守り抜いて、ゴールへ辿り着けるか?という展開かと思ったのに、
あっさりトンネル走り抜けた時には、「ええっ??」でビックリしてしまった(>_<)

でも、CGを使ってない画は、それはそれは幻想的で美しくて、
水に沈んだ街も、危機感なんてまったくない穏やかさで、
ゆったりと泳ぐ古代魚たちが、ステキでしたよ。
もちろん久石譲の音楽も(*^_^*)
それだけでも観に行って良かったなあと思う作品ではありました。

相変わらず声優陣(っていうか俳優…)はぎこちない限りでしたけどね(>_<)

by kyonmo | 2008-07-24 12:00 | まんが  とか | Comments(2)

Commented by you-komaki at 2008-07-25 01:35
これ気になってたんです。
歌だけ(爆)
内容はなんとなくわかりました。
勝手な妄想ですが(笑)
Commented by kyonmo at 2008-07-25 01:51
>KOMさん ポーニョポーニョポニョ、魚の子♪っていうヤツですね?
あれは刷りこまれますよねぇ(T_T)
ふと、口ずさんでしまいますよ。
ちなみに、ダンナは私のお腹を見ながら歌います(怒)

内容はほぼ「人魚姫☆主人公たちは5才児☆」な感じです。
テーマは愛です。
父親の反対を押し切って、1度出会ってハムを食べただけの仲の男(の子)の元へと走る女(の子(ポニョ))のお話です(笑)
すべてが水の底に沈み、月が地球に衝突しそうという世界の危機を、
純粋な愛が救うのです。
5才児の純粋な愛って…??(>_<)